ミッチロリンの手紙のお話

こんにちは。ミッチロリンです。近頃すっかり冷え込んできましたが、皆さんお元気ですか?

さて、今回は手紙のお話です。

皆さんは近頃手紙を書くことってありますか?パソコンやスマホなどのデジタルツールの進化に伴って、手紙を書く機会はどんどん減っているのではないでしょうか。私は子供の頃から手紙を書くのが大好きで、学生の頃には暇さえあれば友達に手紙を書いていたものでしたが、大人になるにつれてやはり書く機会は減っていきました。

皆さんは「水曜日郵便局」と「漂流郵便局」というのをご存知ですか?テレビやラジオで取り上げられたり書籍化もされているのでご存知の方も多いかもしれませんね。どちらも本物の郵便局ではなく、アート作品のひとつとして発足したもので、残念ながら「水曜日郵便局」はすでに閉局しているようです。

「水曜日郵便局」とは、毎週水曜日にだけ開局される郵便局で、そこに「水曜日に起こった出来事やその日の気持ちをつづった手紙」を送ると、ほかの誰かの「水曜日の手紙」が自分宛てに転送されてくるというファンタジーのような活動が行われていた所です。2013年に熊本県津奈木町で「赤崎水曜日郵便局」として設立され、2016年に閉局した後は、2017年12月から2018年12月までの1年間限定で宮城県東松島市宮戸島にて「鮫ヶ浦水曜日郵便局」として活動していたようです。私は「赤崎水曜日郵便局」の活動中にラジオで存在を知り、その魅力に心惹かれ「ゼヒ手紙を送ってみよう!!」と思いつつ、日々の忙しさにかまけて送りそびれているうちに活動終了してしまっていたのを残念に思っています。

一方「漂流郵便局」は、まさに我々讃岐人のお膝元、香川県三豊市詫間町粟島にあり、現在も活動を続けているプロジェクトです。1964年に建てられた旧粟島郵便局を活用したアートプロジェクトで「瀬戸内国際芸術祭2013」の秋会期に、現代美術家の久保田沙耶さんが手掛け、開局したそうです。漂流郵便局では、想いを届けたくても届けられない「宛先の無い手紙」を各地から受付けているそうですが、宛先は「亡くなった人」や「未来の子孫」「想いを伝えることのできなかった初恋の人」「過去の自分」「未来の自分」「長年の愛用品」など様々だそうです。差出人名を書く必要はなく「漂流郵便局留め」として郵送すると、局内の私書箱に大切に保管して下さり、来訪者は自由に閲覧することができるしくみです。まさに「漂流」の名に相応しく、ブリキ製の私書箱は無数のピアノ線で繋がれて宙を漂っており、回すと波の音が聞こえる仕掛けになっているそうです。コロナ前は第2第4土曜日に開局され、閲覧客が訪問する事ができていたようですが、現在はコロナの影響でお休みしているようです。でも手紙の受付けは変わらず続けて下さっているようですヨ。

私は近頃少し思うところがあり、近いうちに手紙を書いて送ろうと思っています。そしていつか開局される時が来たら、たくさんの方々の想いを閲覧しに行きたいと思っています。

コロナ禍で、世の中自体がこれからどこへ向かうのか、まさに「漂流」しているような昨今、アナログな時代に立ち返って手紙をしたためてみるのもまた一興かもしれません。皆さんの中にも、文章を書くのが得意な方、苦手な方、想いを言葉にするのが得意な方、苦手な方、色々居られると思いますが、決して「上手な手紙」でなくて良いと思うので、おウチ時間に手紙を書いてみるなんていかがですか?「書くこと」は「ココロの整理」に繋がるんじゃないかなと私は思っています。

さてさて。私が誰宛に書こうとしているかは…秘密です🤫え?興味無い?ですよねぇー🤭(笑)

ではでは。いつもながらの長文、ご静読ありがとうございました🙇

⬆三豊市紫雲出山山頂より瀬戸内海を臨んで。念願の漂流郵便局を訪れた際にはまた写真をご紹介しますね☘️

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