新型コロナウイルス感染後、発熱や呼吸器の症状が落ち着いてからも、4人に1人以上は倦怠感や頭痛などの後遺症が残るといわれています。残念ながら、新型コロナウイルスの後遺症の原因はまだ解明されていません。しかし、それらの症状は、新型コロナウイルスによって上咽頭炎を発症したことで生じている可能性があります。その場合はBスポット療法によって改善が期待でき、実際にBスポット療法が効果を発揮した事例が報告されています。
新型コロナウイルスの後遺症のうち、
上咽頭炎が原因である可能性がある症状
ただし、新型コロナウイルス後遺症のメカニズムには不明点が多くあり、全ての症状に上咽頭炎が関係しているとは言い切れません。
上咽頭炎の診断はファイバースコープ(内視鏡)で粘膜を観察した上で行います。
新型コロナウイルスの後遺症の原因として上咽頭炎が疑われる場合は、ファイバースコープによる診断とBスポット療法を受けることのできる耳鼻咽喉科にご相談されることをおすすめします。
監修:わたなべ耳鼻咽喉科院長 渡辺裕之