上咽頭炎の治療において、Bスポット療法とあわせて以下の治療を行うことで、より高い効果を期待できます。
症状に応じて抗生剤、消炎剤、粘液調整剤など処方します。また、点鼻薬やうがい薬、トローチを処方する場合もあります。
口から霧状の薬剤を吸入することで、のどの炎症を鎮める効果が期待できます。
のどではなく鼻の中を洗い流す鼻うがいは、鼻をかんでも出てきづらい粘り気のある鼻水や、上咽頭に付着したホコリやカビ、細菌、ウイルスなど洗い流す方法です。
耳鼻咽喉科医院で行うこともできますが、市販の鼻うがい容器を使用していただいてもかまいません。
また、市販の鼻うがい容器には専用の洗浄剤が付いている場合が多いですが、ご家庭で作成できる生理食塩水でも十分に効果が期待できます。
生理食塩水の作り方
沸騰したお湯500ml、塩5g(小さじ1杯)を溶かすことで濃度1%の生理食塩水になります。40℃程度まで冷まして使用してください。
水道水でも問題ありませんが、塩が解け残る可能性があるため沸騰したお湯がおすすめです。
ただ、これらの治療法やケア方法はあくまでも補助的な役割を担うものであり、必ずしも上咽頭炎を完治させるものではないことをご了承いただきますようお願いいたします。
ご興味のある方は、耳鼻咽喉科を受診の上ご相談ください。
監修:わたなべ耳鼻咽喉科院長 渡辺裕之