Bスポット療法とあわせて行うとより効果的な治療法|わたなべ耳鼻咽喉科

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Bスポット療法とあわせて行う治療

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Bスポット療法とあわせて行う治療

上咽頭炎の治療において、Bスポット療法とあわせて以下の治療を行うことで、より高い効果を期待できます。

01薬物療法

症状に応じて抗生剤、消炎剤、粘液調整剤など処方します。また、点鼻薬やうがい薬、トローチを処方する場合もあります。

02ネブライザー治療

口から霧状の薬剤を吸入することで、のどの炎症を鎮める効果が期待できます。

03鼻うがい(鼻洗浄)

のどではなく鼻の中を洗い流す鼻うがいは、鼻をかんでも出てきづらい粘り気のある鼻水や、上咽頭に付着したホコリやカビ、細菌、ウイルスなど洗い流す方法です。

耳鼻咽喉科医院で行うこともできますが、市販の鼻うがい容器を使用していただいてもかまいません。
また、市販の鼻うがい容器には専用の洗浄剤が付いている場合が多いですが、ご家庭で作成できる生理食塩水でも十分に効果が期待できます。

わたなべ耳鼻咽喉科上咽頭炎

生理食塩水の作り方

沸騰したお湯500ml、塩5g(小さじ1杯)を溶かすことで濃度1%の生理食塩水になります。40℃程度まで冷まして使用してください。
水道水でも問題ありませんが、塩が解け残る可能性があるため沸騰したお湯がおすすめです。

04ご家庭でのケア
できるだけ清潔な空気を吸う
汚染された空気も炎症の原因となるため、小まめな掃除や空気清浄機の活用によって空気を清潔に保つことが大切です。また、乾燥や冷えにも注意が必要です。
積極的に口を動かす
感染症や花粉症対策によってマスクを着用する生活が続いたり、会話の機会が減少したりすると、口を動かす機会が減ってしまいます。口を動かさないと体の血流が低下し、唾液の分泌が減って口内環境が乱れてしまいます。口内環境も上咽頭の炎症に影響するため、飴を舐めたりガムを嚙んだりして口を動かすように心がけましょう。
鼻呼吸をする
口呼吸がくせになっている場合、慢性上咽頭炎の原因となることがあるため、鼻呼吸をすることを意識してください。寝ている間に口呼吸をしている場合は、口にテープを貼って就寝することをおすすめします。

ただ、これらの治療法やケア方法はあくまでも補助的な役割を担うものであり、必ずしも上咽頭炎を完治させるものではないことをご了承いただきますようお願いいたします。
ご興味のある方は、耳鼻咽喉科を受診の上ご相談ください。

監修:わたなべ耳鼻咽喉科院長 渡辺裕之