頸部リンパ節腫脹
症状は?
誰でも全身にリンパ節が存在しています。
そのリンパ節が何らかの原因によって腫れてしまい(特に約1cm以上になると手でも触れるようになることが多いです)、頸の腫れとして自覚されます。
原因は?
・炎症(一般細菌やウイルスの感染)
・まれな炎症(例:組織球性壊死性リンパ節炎,トキソプラズマ感染症,リンパ節結核など)
・転移性リンパ節腫脹(癌の転移)
・悪性リンパ腫(リンパ節自体のガン)
治療内容
特別なタイプではない炎症が原因と思われる場合は、抗生剤等の炎症を抑える薬を処方します。
お気をつけいただきたい事
年齢が上がるほど悪性である可能性が高まります。確実な診断のためには、全身の超音波やCT検査、特殊な血液検査などが必要になりますので、なかなか治らなかったり、悪性が疑われる場合には、精密検査の行える病院に紹介させていただきます。
なお悪性の場合、どんどん大きくなる、リンパ節が硬く動きが悪い、痛みを伴う、というのがサインになります。