禁煙外来
現在禁煙補助薬「チャンピックス」の供給不足のため、禁煙外来を中止しております。
禁煙補助薬の供給が再開されるまでお待ち下さい。
はじめに
禁煙したいけど、なかなか決定できない。自分はいつでも辞めれる。禁煙してもできなかった時のことを考えると怖い。禁煙すると太ると聞いてそれは嫌である。
など、理由をつけてなかなか禁煙を開始できない人も多いことと思います。
しかし、完全に禁煙すると
・ 周りの人から疎まれなくなる
・ 喫煙所を探して時間を費やすことがなくなる
・ タバコが少なくなって不安になることがなくなる
・健康に気遣って、電子タバコにしたり本数を減らしたりニコチン・タールの量を減らしたり、など気を遣う必要がなくなる
・金銭面(昔、1箱400円以上になることなど想像がつかなかったと思います。例えば460円のタバコを毎日1箱20歳から65歳まで吸ったら772万円です。今後増税なしでも。)
など、精神面でも金銭面でも時間の面でも負担がへります。
現在2人に1人ががんになると言われています。がんを予防するためにも、タバコを吸わないことが最も効果的です。
禁煙指導は、ニコチン依存症管理料として保険治療が認められています。
ニコチン依存症管理料を算定している患者さんに対してニコチンパッチ等の禁煙ための補助薬の処方も保険治療として認められます。
なお、「ニコチン依存症管理料」は、以下の条件に該当する患者さんが対象となります。
治療法
治療は「チャンピックス」という薬を内服します。
以前用いられていたニコチンガムやニコチンパッチなどと違いニコチンは含みません。脳内のニコチン受容体に先に結合し、タバコがおいしくなくなります。
禁煙外来は完全予約制となっていますので、治療をご希望の際は電話でご確認下さい。
治療期間
治療期間は全14週間、計5回の来院が必要となります。
・ 初回治療
・ 再診1回目(初診から2週間後)
・ 再診2回目(初診から4週間後)
・ 再診3回目(初診から8週間後)
・ 再診4回目(初診から12週間後)
毎回の診察で行うこと
1. 診察
2. 呼気一酸化炭素濃度の測定
3. 禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
4. 禁煙補助薬の処方
副作用
禁煙は治療に関わらず様々な症状(気分が落ち込む、あせりや不安を感じる等)を伴うことが報告されています。元々そのような症状がある場合は、その症状が強く出ることがあります。チャンピックスの副作用として悪夢、めまい、傾眠、吐き気、頭痛、便秘、腹痛、不眠。自動車の運転、危険を伴う作業、生命に関わる高度な判断を伴う作業をする際十分に注意して下さい。
上記のような症状が現れたら、服用を中止し、主治医と相談して下さい。
成功率
5回の通院に通い続けられた方のうち約80%は、少なくとも約4週間は禁煙を続けられています。
禁煙外来の治療費用
自己負担3割とすると
合計約18000円(薬代込み)となります。
(※460円のタバコを毎日1箱吸っている方は約40日分です)