成人の副鼻腔炎(ちくのう症)
症状は?
3大症状は
① 粘っこい鼻水
② 鼻水がのどにたれ込んで痰のように感じる(後鼻漏)
③ 鼻づまり
です。
その他、頭痛、頬の痛み、歯痛、歯の浮いた感じ、嗅覚障害(においの消失、減退)があります。
原因は?
鼻の周りには副鼻腔(ふくびくう)という、通常空気がたまっている空洞があります。
ばい菌・ウイルス・上の歯の虫歯などが原因となり副鼻腔の内部に膿がたまり(これを蓄膿[ちくのう]といいます)、症状が出てきます。
検査は?
鼻の中に細いカメラを入れて直接観察し、鼻の中の膿がないかなどを調べます。
しかし、副鼻腔の病気は直接見ただけではわかりづらい事もありますので、CT検査をさせて頂く場合があります。
治療は?
①お薬での治療
抗生物質、膿を排除する薬、アレルギー薬などを使用します。
②局所的な治療
ネブライザー治療、鼻洗浄を行います。
今後お気をつけいただきたい事
副鼻腔炎の中には短期で治るものと、長期的な治療を要するものがあります。
長期的な治療は数か月を要する事もあります。