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トリクロール
酢酸下甲介化学剤手術

  • トリクロール酢酸下甲介化学剤手術
アレルギー性鼻炎で、お薬や点鼻薬を使っても症状が変わりづらい重症の方に対して日帰り手術を行うことがあります。

一般的にアレルギー性鼻炎に対しての手術は

  • 1トリクロール酢酸下甲介塗布手術:入院は必要ありません

  • 2鼻レーザー手術:入院は必要ありません

  • 3下鼻甲介粘膜切除術:入院が必要です

我々の医院ではトリクロール酢酸下甲介化学剤手術を行っています。

トリクロール酢酸下甲介塗布手術の効果は?

トリクロール酢酸塗付の効果は
  • “鼻づまり“ に対して約70%
  • “鼻水” に対して約60%
  • “くしゃみ” に対して約50%
であり、約1~2年効果が持続するといわれています。
強酸のトリクロール酢酸を使用する関係上、安全性の面から当院では中学生以上に対して施術を行っています。 鼻レーザー手術と同等の効果と言われています。

方法は?

まず施術前に鼻腔粘膜にスプレーやガーゼで表面麻酔を行います(約15-20分)。
その後、綿棒でトリクロール酢酸を下甲介という部位に塗布します。
術後約30分、クリニックでお休みいただき、強い痛みや出血などがないことを確認して帰宅となります。
麻酔・施術・経過観察、全部合わせて45分~1時間程です。
施術中は麻酔で痛みはあまり感じませんが、帰宅後に痛みが出る場合がありますので痛み止めの内服薬を処方します。

施術する時期は?

季節性アレルギー(花粉症)の場合、アレルギーが起きるシーズンより前に治療を終了しておいた方が治療効果は良いので、鼻の症状が極力ない時に施行するのが望ましいです(例:スギ花粉症の場合は夏から冬に施行)。
通年性アレルギーの場合は、1年中症状がある事が多いですので、施行する時期はその都度判断させて頂きます。

手術後の注意点は?

手術の後、出血の可能性があるので鼻を強くかまずに拭う程度にして下さい。
数日間は黄色い鼻汁やかさぶたがでてきたり、鼻づまりが悪くなったり、痛みが続くこともありますが、次第に症状は減ってきます。
手術後は経過を見るために通院していただきます。効果が弱い時には再手術をすることもあります。

鼻レーザー手術と比べてこの手術のメリットは?

レーザー手術の場合、鼻中隔弯曲(びちゅうかくわんきょく:左右の鼻の境が極端に曲がっている事)の場合、器具が入りづらく施術ができない事があります。
トリクロール酢酸下甲介塗布の場合は曲げる事の可能な綿棒を用いる為、かなり極端な曲がりでない限りは施術可能です。
また、レーザー手術と異なり施術中の音はなく、鼻粘膜の焦げた匂いもしませんので、同じ “手術” でも、心理的負担が少ないと言われています。

普段アレルギーで悩まれている方で、薬以外の治療に興味があられる方、お薬が効きづらい方、舌下免疫療法は長期間で続きそうにない方に良い治療です。
短時間ででき、多くの方がこの治療でこれまでよりも症状が劇的に改善されています。
ご興味のある方は気軽にご相談下さい。その場合、診察終了時間の1時間以上前までにご来院下さい。