Q1.子供は中耳炎を繰り返しやすいとよく聞くのですが。
はい、たしかに繰り返しやすいです。
以下の4つが原因として特に重要です。
Q2.プールは行っても良いですか ?
状況によって異なります。急性中耳炎の場合、滲出性中耳炎の場合、鼓膜チューブ挿入術後のお子様の場合、に分けて説明します。
Q3.お風呂は入っても良いですか
禁止ではありません。
ただし、長風呂をして体が温まりすぎると耳が痛む可能性もありますので、長時間の入浴ではない方が良いです。
高熱があったり体調が悪い時には入浴を控えてください。
Q4. 保育園や幼稚園に行ってもよいですか?
中耳炎の程度によります。痛みが強かったり、耳だれがあったり、お熱がある時にはお休みした方がよいです。
また、抗生剤を医師の指示した回数服用する事が必要ですので、通園する場合にも適宜園でも服用して頂いた方が良いです
Q5. どういった時に中耳炎になっているかわかりません。
確かに耳の中は見えませんし、症状がほとんど出ない事もありますのでなかなか分かりませんよね。 急性中耳炎のところでも言いましたが、赤ちゃんや小さなお子様の場合、以下の場合が親などが急性中耳炎を見分けるポイントになります。
滲出性中耳炎の場合は、聴こえが悪い事が唯一の症状ですので、なかなか分からないかもしれません。
しかし、急性中耳炎や滲出性中耳炎は風邪をひいた後になる事が多いです。
特に鼻が悪い状態が続くには耳のチェックも兼ねて耳鼻科に受診する事をお勧めします。
Q6. 滲出性中耳炎を繰り返しており、このまま聞こえが悪くならないか心配なのですが。
完全に治るまで適切に治療すれば難聴が残る事はありません。ただし、完全に治りきらない場合、鼓膜が中耳の壁に癒着したり(癒着性中耳炎といいます)、真珠腫中耳炎というなかなか治らない中耳炎になります。そうなると、なかなか聞こえが治らない事もあります。
また、中耳炎を繰り返し、耳の空気の空洞(乳突蜂巣〈にゅうとつほうそう〉といいます)が成長しなくても難聴が残る事があります。
Q7. 中耳炎は他人に移りますか?
中耳炎が移る事はありません。
しかし、中耳炎の原因となった風邪の症状がうつる事はあります。特に、集団保育の場合、風邪がうつったことにより中耳炎になる事が増えるので注意が必要です。
Q8. 夜、耳の痛みが強くなって来たらどうしたらよいですか?
痛み止め(カロナール)があれば服用させ、次の日に耳鼻科を受診してください。